『「氷河期」100万人就職支援』の手遅れ感、意味の無さ、人を馬鹿にしている考え方。
やったぜ。また広告が出るまで放置した上に、1年以上も放置してやったぜ。
もう帰ってくるつもりもなかったんですが、うっかり帰ってきてしまいました。横井さんみたいですが、横井さんって言ってもわかる人、少なくなってきているんでしょうね。
却説、なぜ今更この放置ブログ、王様の耳はロバの耳ブログに記事を投稿しようかと思ったかというと、もちろん今朝の日経朝刊見出し記事であります。表題の通りですが政府が、えー氷河期世代に就職支援をするそうです。
…まぁ遅いよね。手遅れ感は否めないというか、今更というか。
筆者は40代半ばなので、その世代の先頭のほうです。フリーターや無職で過ごした知人もいますし、就職したとしても割とひどい扱いを受けていることはよく聞いたりしています。
団塊の世代の下なので、その世代が人数で支えていた仕事を、少ない世代で押し付けられているという構図なので、割と無理を言われている所なんですよね。はっきり言っちゃうと、辛いので早くアーリーリタイアして楽隠居したいと日々思っているのです。
そんな最中で、新聞を読んでみるとこんな記事が載っていたというのが発端です。でだ。簡単に言うと1)労働人口が減っている 2)税収が減っている 3)働いていない奴らがいるから働いてもらうという、馬鹿でもわかる三段論法で税収増ということにしたいみたいです。
その為に正規雇用で“たった”半年間定着したら研修業者に成功報酬型の助成金を出すという、これまた愚かの骨頂のようなことを考えているようです。
ここからわかるのは、研修業者と企業が組んで、半年だけ何とか働かせて助成金をゲットした後は、ひたすら現場で叩き潰して使い潰してしまうという、人間圧搾機のような企業が発生するんだろうなという予想です。
これは儲かります。1)政府施策への貢献という社会的なアピール 2)助成金という実利の獲得 3)使い潰しても全く問題のない人間の獲得という、なかなかのメリットが発生します。
まさか、国もそんな馬鹿なことはしないだろうと思ったのですが、実はこの3)によって、将来社会保障費が膨張するであろう氷河期世代を、文字通り圧縮することができるというメリットが生じて、なんてこった。これは遠回しな棄民政策なんだ。本当に僕たちは要らない子なんだというね。本当に。
まぁ本当に言いたいことは、この考え方が人を材料としてしか見ていない政策というか、社会というか。もう20年以上も働いていないか、厳しい環境下で蔑まれて働いてきた人たちに、今から働け、更に働け、お前らは税収源なんだ、ただの家畜なのだといってやりたくもない事をやらせようとするのは、果たしてその人間性を認めているのかと言いたいわけです。
30代、40代の苦しい世代が、政府の用意した民間委託の教育機関で、クレーンやフォークリフトの講習を受けるわけです。きっと講師は20代で、舌打ちされながら、「こんなこともできないのか」と罵られながら受ける講習に、成人以降延々と罵られてきた世代がわざわざ行くわけないじゃないですか。
思っていることは、「もう静かに生活させてくれ」ですよ。
ただでさえ年金給付が延長とか、噴飯もののニュースを見聞きするに、本当にこの国にいつまでいていいのか悩むわけです。家系累々が絶えている末統にいる人ならば、もはや日本にいる必然性が無いのではないかとか、思い至りもします。
死ぬのは別に日本でもアラスカでもメキシコでも同じじゃないですか。思うのは、どうもこうなったら日本で上司に罵られながら、過労死で死ぬのだけは悔しいって感じはしますね。
いっそメキシコとかで、マフィアに撃たれて死ぬほうが、スカッとかっこよかったりしませんかね。こっちも2,3人巻き添えにしてやって。
よーし、後半生はなぜかメキシコマフィアと一戦だ。